アントロポゾフィー胎生学(81)
2011-05-26


9章 梗概

9.1 発生の相

序文において我々は、生きたプロセスを解釈するための新しい枠組みを見いだすという目的を述べました。
我々は、この目的のために形態学的な相における動的な特質を選びました。
我々は、形態学的な相の動的な特質が生物学における機能的なプロセスに当てはまることを示し、その後これらの機能的なプロセスが身体にかたちを与え、行動のため、また意識が発達するための特定の可能性をもたらすことを示しました。
この概要では、図9.1に人間の初期発生における4つの相の異なる側面を図示しています。
新しい相のそれぞれが先行する相の変態を体現したものであって、生物の発達全体に及ぶ進行中のプロセスの始まりであることを強調しておかなければなりません。
発生は、異なる段階を単純に足し合わせたものではありません。
新しい相が始まるとき、胚の全体が新しい形態力学的なプロセスに参入します。
第四相が出生の瞬間まで続くことに留意してください。

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